幼虫2態、私の家のパセリのポットで、今は葉が殆どなく若い実を餌にしています。
初めは黒い虫です。 やがて色鮮やかな縞模様になりました。
いよいよ派手な模様になりました。
さわると、頭のところから2本の角を出し強烈なにおいを発します。
体長4cmを超えると、いよいよ虫を卒業します。
サナギになる場所を探して地面を這って4m~10mも移動します。
今回見つけたのが、家の南側のコンクリートの踏み台の側面でした。
まが玉のように丸まり、1日じっとしていました。
(体内ではサナギ化の準備が進行していたのです)
朝になるとさなぎに変身していました。以前サナギ化を見た様子を記しますと
体を前後に動かし、頭の後部が割れ、サナギが抜け出してきて、いままでの皮は
お尻の方へ縮んでいき残骸となりました。(この間たったの5分!)
サナギの色は、コンクリートの色に合わせてこげ茶になっています。
サナギになってから10日間経ち (この間に蝶が作られていたのです)
羽化が近くなり黒色に変化してきて、午後4時まだサナギでした。
午後4時45分アゲハ蝶の誕生です。
羽を震わせて羽を伸ばす努力をしています。
種類はキアゲハでした。 (羽の模様が表も裏も見えます)
割り箸に止まらせて、おもて羽の撮影 全幅が11cmありました。
サイドビューです。胴に黒いストライプがありました。
キアゲハの名前は、羽の裏側の黄色からつけられたようです。
夜明けまでじっとしていて、朝早く花の蜜を求めて飛び立っていきました。
虫の体の中にあるDNAに、細かな体や羽の模様や、行動の指令が組み込まれて
いると思うと、「一寸の虫にも五分の魂!」・・・・・ちょっと意味は違いますが
フォト・エッセイは、稲葉誠一でした。